高還元SESとは?仕組みと従来のSESとの違いをわかりやすく解説

高還元SESとは、取引先から受け取る報酬(単価)のうち、エンジニアの給与に回す割合=還元率を高く設定し、その数字を公表しているSES企業のことです。

一般的なSES企業の還元率は50〜60%程度と言われることが多いのに対し、高還元SESでは70〜80%以上を掲げる会社が中心です。

そもそもSESとは

SES(システムエンジニアリングサービス)は、エンジニアが取引先の開発現場などに常駐・参画し、技術力を提供する働き方です。契約は多くの場合「準委任契約」で、SES企業は取引先から月単位の単価(例:月70万円)を受け取り、そこからエンジニアの給与や会社の経費・利益をまかないます。

高還元SESの仕組み

高還元SESでは、単価と給与を連動させるのが基本です。

月の単価還元率エンジニアへの還元額(月)
60万円80%48万円
80万円80%64万円
100万円80%80万円

単価が上がれば給与も上がるため、スキルを上げて高単価の案件に入るほど収入が増えます。一方、会社側は営業担当を減らす、オフィスを小さくするなどして経費を抑え、そのぶんをエンジニアに回しています。

注意:「還元額」には、会社が負担する社会保険料や交通費、賞与が含まれていることがあります。表の金額がそのまま月給になるとは限りません。詳しくは「SESの還元率とは?計算方法と「社保込み・社保別」の違い」で解説しています。

従来型のSESとの違い

従来型のSES高還元SES
還元率非公開のことが多い数字を公表している
給与の決まり方社内の等級・年次で決まる案件の単価に連動する
単価本人に知らされないことが多い公開している会社が多い
案件の決め方営業が決めることが多い本人が選べる「案件選択制」が多い
教育・研修手厚い会社もある自分で学ぶ前提の会社が多い

高還元SESが広がった背景

  • エンジニア不足:経験のあるエンジニアほど、より良い条件を求めて転職しやすくなりました。
  • フリーランスとの比較:フリーランスとして高単価で働く人が増え、「会社員のまま、単価に見合った給与がほしい」という需要が高まりました。
  • 情報の透明化:SNSや口コミで「単価と給与の差(マージン)」が知られるようになり、還元率を公表する会社が増えました。

まとめ

高還元SESは、単価に見合った給与を受け取りたい経験者に向いた働き方です。ただし、還元率の数え方は会社によって違い、同じ「80%」でも手取りに差が出ます。会社を比べるときは、還元率の数字だけでなく「何が含まれているか」「単価は公開されているか」まで確認しましょう。

当サイトの高還元SES企業一覧では、還元率に加えて社会保険料の扱いや単価公開の有無も比較できます。

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